amazon:Code Complete第2版〈上〉―完全なプログラミングを目指してをとある知人にすすめたときのこと。
「たぶん良い本なんだろうけど、6000 円↑は高くてちょっと手が出ないなぁ」
非常に残念だなぁと。どういうコードを書くと読みやすくなる、読みにくくなる、っていうのをここまで上手くまとめた本を俺は他に知らないのでオススメしたのだが・・・。かなり値が張るので尻込みする気持ちもまたよくわかるのだけど。
今日のタイトルの
金で知識が買えるのだから、本代は惜しむな
は、俺の言葉ではなく、師匠筋にあたる教授の言葉です。プログラミングの一番最初の講義のときに聞いたと思うんだけど、今でも大切にしている言葉です。
プログラミングは実践しないと上達はありえないと思うけど、本を読むことで得られる知識もまた重要だと思います。
けど「良書」ってのは中々自分の手元にやってこないものです。昨今はやたらと出版数も増えたおかげでメチャクチャな内容の本も増えたので*1 *2、選択に迷ってアレな本をつかまされてイヤになるのももっともなことです*3。
ただ、良書がやってこない大きい要因は別にあるかな、と思います。それは、自分のレベルや周囲の人たちや職場などの環境や流行廃りによって良書の基準はぜんぜん違ってくると思うからです。言ってしまえばタイミング。
ある意味逆説的だけど、良書が欲しかったらたくさん本を買うしかないかな、と。俺自身ヘンな本は結構な数手元にあるし、損したなぁと思うけど、そうしないとわからないこともあるかなぁ・・・と今では思います。
感覚的なことなので非常に文章にしにくいのだけど、欲しいと思う本はそのうち自然と手に入るようになるんじゃないかな、と思います。手に入れるためには手に入れなければいけない、というか、欲しいと思うためには欲しいと思わなければいけない、というか・・・。