世の中何やら投資信託とやらがブームらしいので、お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践 の神託に基づきとりあえず証券会社に口座作ってお金入れたはいいものの。やたらタクサンある投資信託商品は、買うのに手数料がかかるものもあれば無いものもあり、購入したあとも信託報酬がすごいかかるのもあればそれほどかからないものもある。何だか一筋縄ではいかなさそうなんだが、さて何をどれだけ買ったものか……と悩んでいた。その辺に関して、本書はどうやらその助けになりそうだ。
まず、本書はリスクとリターンを常に念頭に置くこと、と何度も繰り返している。要は、トレードオフ、ということらしい。利率が高いモノや、何となくお得感の高いモノ……そういった大きなリターンの可能性が高いものほど、手数料がスゴい高かったり、元本割れの可能性が高かったりとリスクの可能性も高い傾向にある、ということを解説している。
投資信託そのものが悪というわけではない*1。リスクとリターンの関係をしっかり把握して、自分の身の丈にあった投資をすることが重要だ、と説いている。まートレードオフの関係にある事象を扱うときって、そんなもんよね。
- 作者: 竹川美奈子
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2007/04/06
- メディア: 単行本
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*1:詳しいことはよーわからんけど、筆者は本書で「日本はアメリカに比べて投信にかかる手数料高すぎじゃー」と dis ってるけどw