なんか最終回っぽい感じに毎度おなじみのイミフでポエミーな締めだったけど。なんというか、死神融合昇天ッ! みたいな。生と死を描くっていう点では続けよういくらでもあると思うし、なんだかんだ言って好きなシリーズなんで、終わりなのかどうかちょっと気になっている。
今回はスクールカースト的な話が出てくる。話のあらすじとしてはカースト上位ランキング保持者と底辺に落ちざるを得なかった人の生暖かい交流、というこのテのラノベでは比較的王道な話。ただし、両者のいる階層は、実のところ周囲によって位置づけられてしまったもので、登場人物もその環境を受け入れてしまって……と中々にイヤリアル。
現実はどうかシランけど、上位に位置付けられるように見える人もその内実は……結構苦しんでいるのかも知れないなぁ、とか思った。
最近、自重しないおとなたちをやたら目撃しているので、周囲の目もはばからず自重しないでテキトーなクラスターに出たり入ったりして生きるのが一番なのかもわからんねぇ、とか思いました。
- 作者: ハセガワケイスケ,七草
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2008/03/10
- メディア: 文庫
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