一読後の感想としては、アー…トヨタさんもやっぱり大変なんだねぇ…といったところ。業種は違うけど、ソフトウェア産業では大企業に位置する会社に下請けとして出入りしてるんで、デカい会社は見た目はよくても中身は結構ドロドロしてる、ってのは感覚として理解できる。
本書で追求されてる内容は、ネットでちょくちょく見かけるものが多いので、人によってはそれほど驚きではないかもしれない。本として出版されたこと自体が評価されるべきなんだろうかね。
それでも、年間1千億円超の広告宣伝費で“口止め”された新聞・テレビ・大雑誌は、書評を載せることすらできないことを、発売前に予測しておく。
"口止め"とはどういう事態なのかは本書に譲るとして。こういう「暗部」をひた隠しにするのってもう時代遅れなやり方なんじゃないのかなぁ…と思った。ヤバいことはヤバい、って隠さずオープンにしていったほうがフィードバックもたくさん得られるし。発覚したときの大炎上リスクに比べれば安いような気がするんだけどねぇ。
- 作者: 渡邉正裕,林克明
- 出版社/メーカー: ビジネス社
- 発売日: 2007/11/07
- メディア: 単行本
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