kagamihogeの日記

kagamihogeの日記です。

書籍感想

知らないと損する 池上彰のお金の学校

池上彰さんが例のノリで金とは何なのかについての基礎知識を教えてくれる本。語りかける口調なので文章の解説としてはちょっと冗長ではあるのだが、その分なるほどと思わせる仕組みが秀逸。テクニカルに凝った方向に走ったりせず、儲けるには兎に角こうしろ…

オンラインゲームを支える技術

タイトルというか見た目とは裏腹に非常に広範な内容に触れている本でした。うまくまとめらんないので、著者のまとめ文を抜粋。 ネットワークプログラミングとゲームプログラミングの速習に始まり、オンラインゲームの歴史、要求の理解、アーキテクチャ、C/S …

プロセッサを支える技術 果てしなくスピードを追求する世界

今日のフツーのWebアプリケーションを書くようなプログラマにとって、プロセッサの中身に気を払う必要はほとんど無くなった。俺はメインの言語がJavaなんだが、コードを書いているときにプロセッサの挙動に気を配って書くようなことはまずないと言っていい。…

軍事とロジスティクス

時々兵站関連の本読みたくなる病にかかるので、今回はこの本を手に取って見た。基本的には、イラク戦争・湾岸戦争・アフガニスタンの戦いにおける米軍のロジスティクスの実態と分析がほとんどを占める。時々イギリスとかNATOとかの取り組みについての記載も…

開発・改良の切り札 システム内製を極める

完全に内製というキーワードに釣られて買ってしまった。このペライ本に1700円とかいう値段つけるあたりややボられているような気がしないでもないが、それだけまだまだ世間的には本書に書いてあるようなことは主流ではない、という証左でもあるのかな、と穿…

システム障害はなぜ二度起きたか――みずほ、12年の教訓

2011/3/11の大地震の後、みずほ銀行は大規模なシステムトラブルを発生させた。本書では、あのシステムトラブルは何故発生したのか、どのような現象が発生し、そのときみずほ銀行はどういった対応をしたのか、が記者の眼から記されている。日経コンピュータが…

農協の陰謀

ここのところは余り見ることはないがTPP関連のニュースで農家の方々が反対のシュプレヒコールを上げているのをよく見かけた。俺はあれにちょっと違和感があった。TPPの仔細はともかく国レベルの話題であり、偏見かもしれないが農家の個々人が強い関心を持っ…

現場で使えるJavaライブラリ

書名通りのJavaのオープンソースのライブラリのカタログであり、本来的には目次さえあれば用を成すタイプの本である。ただまぁ、世の中死ぬほど大量のライブラリがあるので、使い勝手のよいヤツを選んで紹介してくれているところに本書の価値がある。また、…

Java並行処理プログラミング

ここ数年でマルチコアだ非同期処理だなんだで並行プログラミングが話題のトピックに上がることもあり、Javaの並行処理プログラミングをもちょっと勉強しておいた方が良いかな、と思い評判高い本書を手に取った。内容が内容だけにかなり手ごわい相手であり、…

実践JS サーバサイド JavaScript 入門

サーバサイド JavaScript とか聞いただけでキモかったんだけど、最近盛り上がってるし一冊くらい本読んでおこうか、と本書を手に取った。そしたら意外とキモくなかったし、むしろ Java との関連性も強くあり思いのほか収穫の多い本だった。偏見はよくないよ…

ユーゴスラヴィア現代史

いわゆる 2ch まとめブログサイトで 「戦争の体験談を語るわ」目次 - BI@K accelerated: hatena annex, bewaad.com を見て以来、一冊くらいはユーゴスラヴィアの本読みたいなぁと思っていた。例のまとめサイトで、なんかスゲー悲惨なことがヨーロッパの遠く…

戦後世界経済史―自由と平等の視点から

本書は、タイトル通り第二次世界大戦後に世界全体と各国がどのような経済史を辿っていったのかを概観する一冊である。もちろん、世界全体を微細に渡り精密かつ正確な描写をすることは一個人の限界を越えていることは、筆者も認めている。あくまでも概観を得…

オブジェクト指向プログラマが次に読む本 Scalaで学ぶ関数脳入門

本書は、Scala の持つ今まで関数型言語由来の概念の学習を補助するための本である。前書きに書いてあるのだが、この本は読者を Scala が使用可能な水準に引き上げるための本ではない。とりあえず Scala を使えるようになりたい、という人向けの本ではない、…

睡眠の科学

人間誰しも、もし睡眠時間すべてを別の活動に振り分けられたらもっと色んなことが出来るのに、と考えたことがあるはず。もっと仕事がしたいだとか、ゲームがしたいだとか、眠気のせいで諸々の効率が落ちるのを防ぎたいだとか、その欲求の出所は多様ではある…

食品〈2012年度版〉 (最新データで読む産業と会社研究シリーズ)

ここのところ日本の農業に関する本をチョイスしているのだけど、そこで日本の食品業界について全般的な知識が欲しくなった。未知の分野の学習なので、さて一体どんな本を読むべきか……と書店をウロウロしてみたところ、就職活動コーナーで目に留まったのがこ…

伊勢丹一流のサービス

先日、伊勢丹になんとなく服を見に行った。結局買わなかったんだけど、なんか伊勢丹って他の百貨店に比べるとちょっと違くね? という印象を抱いた。結局その違和感は何なのかよくわからなかったのだけど、書店で本書を見かけてタイトル買い。伊勢丹ヨイショ…

販売管理システムで学ぶモデリング講座

最近、販売管理システムに関わっているので、一度大掴みに理解を深めるべく本書を手に取った。題名通り、データのモデリングから販売管理システムをデータ/業務/機能の軸で解説している。本書といま俺がリアルタイム経験中の販売管理システムとの差は、ぶ…

勝つ投資信託 良いファンド悪いファンドの見分け方

内容をぱらぱらっと見て、投資信託の勉強の 2,3 冊目の教材として良さそうなので購入した。内容は、なぜいま投資信託を学習する必要があるのかを枕に置いて、投資信託の各アセットごとの特徴や傾向とメリット・デメリット、それに続けて投資信託のリスクとリ…

Java ルールブック

ここんとこ諸般の事情から Java の勉強から遠ざかっており、復習と色々思い出す意味も込めて本書を手に取った。250 ページ程度のサラッとした本ではあるが、意外にも得るものが多かった。本書はタイトル通り Java で読みやすくバグの出にくいコードとはどう…

TPPが日本を壊す

本書はまず TPP がなぜこうも急に注目を浴びたかについて触れ、その後に TPP がどのような性質を持つのかについて解説している。TPP は農業の面から脚光を浴びることが多いが、TPP の正式名称 Trans-Pacific Strategic Economic Partnership Agreement(環太…

Java: The Good Parts

ここのところ若干 Java から離れ気味だったこともあり、若干出遅れ気味だが話題になっていたので手を取ってみた一冊。前書きにもあるとおり、本書は Java のベストプラクティスや技術的な知識を提供する類の本ではない。どちらかというと、技術書というより…

日本は世界5位の農業大国

ちょっとタイトルが釣りくさいなーと思いつつ、釣られて買ってしまった一冊。そして実際のところ、煽るような文体になっている箇所が幾つかあり、若干引いたりもしたが、内容はごく真っ当なことを書いているように思われる。おおよその構成としては、自給率…

小さく始めて農業で利益を出し続ける7つのルール―家族農業を安定経営に変えたベンチャー百姓に学ぶ

いわゆる、農業経営の成功体験を社長が記した一冊。筆者の澤浦彰治氏が代表取締役をつとめる 野菜くらぶ | 産地直送、生産者のこだわり野菜。新規就農の独立支援。 は平成21 年3 月の概要によれば*1売上 12 億と中々のもの。農業をビジネスとして軌道に乗せ…

アメリカの高校生が読んでいる投資の教科書

本書のタイトルからも明らかなとおり、ちょっとでも投資を知っている人にとっては、おそらく何をイマサラなことしか書いてはいないだろう。がしかし、俺のように投資の基本中の基本を勉強中の人間にとっては、ごくごく当たり前のことが書いてある本がまずは…

東大生の論理― 「理性」をめぐる教室

本書は、著者が東大に非常勤講師として一年次の学生に向けて一年間記号論理学の講義を行った結果を基に、東大生とはいかなる性質を持った人間たちなのだろうか、について考察を行った一冊である。その性格上、長期間研究を行ったわけではないので、いささか…

「iPhoneアプリ & AppStore」ビジネスのしくみ

いまだにスマートフォン持ってない情弱ユーザなので、とりあえず iPhone のことすこしは勉強しとこうかなーと思って買ってみた一冊。今の俺にとってはちょっと書籍感想が書きにくい性質の本というかインプットを得るのが目的の本なんで、下記の引用文を書い…

日本の原発技術が世界を変える

北方領土問題もそうだったんだが、とかくネットにどっぷりしている住民の場合、どうにも偏った情報にアクセスしがちになりがち、な気がする。原発もその一つ。原発はテロの標的になるだとか兵器転用が可能なんで非核三原則がうんぬうととにかく原発は危険だ…

北方領土問題―4でも0でも、2でもなく

ネットに慣れ親しんでいる身だと、どうしてもいわゆるネット右翼的な言説ばかりに目がいきがちである。その言説がどういうものかといえば、北方領土は日本固有の領土である、というもの。俺は実際んとこその内容にどの程度の妥当性があるのかわからないのだ…

農を楽しくする人たち―家庭菜園から新ビジネスまで

時事ニュースとしてはやや時間が経過しているが、ここところ TPP がどうたらと日本の農業を取り巻く問題が報道されることが多かった。TPP 関連のニュースで経済に詳しい人が TPP 推進すべきと発言したり、農家さんが TPP 断固反対とデモしてるのを見て、俺は…

プログラマがなんたらかんたらな10冊

流行ネタってことで乗るしかないだろこのビッグウェーブに……!リスペクト元 → プログラマであっても無理に読まなくてもいいと思う本5冊 - regtan’s TechNoteよくわかる現代魔法 (集英社スーパーダッシュ文庫)作者: 桜坂洋,宮下未紀出版社/メーカー: 集英社…