kagamihogeの日記

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はてな エンジニアブロガー祭り に行ってきた

「はてな エンジニアブロガー祭り」を12月14日に開催! 豪華ゲストスピーカーが登壇します(ピザとビールもお楽しみに) - Hatena Developer Blogに行ってきました。twitterのハッシュタグは Twitter / Search - #エンジニアブロガー祭り とか。エンジニアブロガー祭りのキーワードで追えば色々情報出てくると思います。

趣旨は、はてなの、はてなダイアリーが10周年ということで、エンジニアとブログの関係をあらためて考える、というもの。

エンジニアが今すぐはてなブログを使う10の理由

スピーカーはid:ohishi氏。

はてなブログは、はてなのブログサービスの一つで、はてなダイアリーの後継。歴史的には、2003年はてなダイアリー、2011年はてなブログとなっている。なお、はてなダイアリーの終了は予定していないとのこと。それぞれ別々の良さがあるブログサービスに育てていきたい、とのこと。

はてなブログでのテーマを持ったブログのうち、エンジニア率36%。ブログは別段テーマを束縛するものではないので、日々の日記とか読書感想とかテーマを持たないブログのほうがもちろん多いが、エンジニアの割合が多い。その理由としては、技術的なことを書くのに便利な機能が充実していること、を上げていた。

技術的なことを書くのに便利な機能としては、
markdown記法。左右にプレビューとエディタとでリアルタイム編集が可能。
gistの貼り付け。gistの一覧から選んで貼り付けられる。
JavaScriptフリー。はてなダイアリーホワイトリストだったけど、ブログは別ドメインになったので自由にやれるようになった。
外部サービス連携。twitter,flicker,amazonなどなど。twitter上のディスカッションだとかやりとりを見やすく貼り付けられる。外部サービス連携に力を入れている理由としては、書くネタが思いつかなくても、外部サービスをネタに記事を気軽にかける仕組み作りのため。

フィードバッグ。読者、コメント、はてなスター、はてぶ、アクセス解析、ウェブマスターツール。

hotentryにおけるプログラミング記事の割合は、最近は17%。エンジニアとっての利点は、技術記事を書きやすい機能と、はてブなど情報の集積&収集をするツールの存在があげられる。

はてなブログ月間アクセスのうちプログラミング記事の割合、2%。アクセス数だけを見ると、どーしてもライフハックとか炎上とかに取られてしまうみたい。

とはいってもアクセスは書き手のモチベーションにとって重要な要素。なので、解析ツールをつかうのもよい。はてなブログでは、簡易アクセス解析はてなカウンター、gaなど色々選べる。

ウェブマスターツール。クロールの様子、インデックスされたページ数、検索ワードが見れる。この辺を参照しながら次に書く記事のネタにするのもよいのでは。

はてなブログSEO。適切なHTMLマークアップ。事業者側が最善と思うHTMLを標準提供することで、基本的にはなんもしなくてもSEO対策の恩恵が受けられる。あとは、PCモバイル共通permlink PCとスマホで共通のURLなど。

より評価されるには。
タイトルの付け方。検索エンジンにとってはタイトルは重要。また、人間によりクリックされやすい見出し付けも重要。
見出しによる構造化。文章が適切にブロック分けされているかも最近の検索エンジンは見ている。
カテゴリ構造とか内部リンクとか。
著者情報。googleだとgoogle+のプロフィールと連携させておくのも効果的だとか。

はてなダイアリーからはてなブログへの移行はかなり手厚いサポートがされている。はてなスターなどデータ関連はほぼ完全に移行が可能、旧ダイアリーへのアクセスは302で飛ばす、など。また、ブログからダイアリーへ戻すことも可能。



俺の個人の感想としては、すごく良いプレゼンテーションだった。特に、はてなブログへの移行は俺も気になっていたので、誰かが質問してくれて助かった感がある。はてなダイアリー使い始めて8年目なので、なんかまぁイマサラ移行とかしなくてもいいかなぁと思ってたけど、今日のプレゼン聞いてて俄然やりたくなってきた。

移行したくなった理由としては、これだけ丁寧な解説をされては意欲が高まらない方がおかしいってもんです。Webサービスを開発者本人が語る安心感はすごく大きいんだなぁ、と実感したわけです。

高速にドッグフードを食べる方法

スピーカーはid:hitode909氏。

はてなの紹介。おかし食べ放題とかよい制度はいろいろあるが、自社製品を使ってみて使いにくかったら自分でなおす、いわゆるドッグフードを食う文化が根付いている。発表者は、はてなブログリリース以来毎日ブログを書きつづけることでドッグフードを食うことを実践している。日記を書く習慣はなかったので、自分で日記を書くことで、日記を書く人の気持ちを知ることを心がけた。

自分で試して自分で作っていくので、当然デリバリーの最適化もする。また、頻繁にやらなければ意味がないので、毎週リリースしていて、ここのところは月〜木は毎日デプロイをしている。ウェブサービスは自分で使って開発しながら使うのがよい。

はてなスターの誰がスターをつけたかわかりやすくなる開発についての話。自分でドッグフード食ってるからこそ、見た目がちょっとなぁというのを直して使いやすくしてという活動が軌道に乗りやすかった。

ユーザが一番使ってるところを自分でも一番使ってみて、何がまずいのかを自分で発見する。そして開発する。

フィードバッグを集める仕組みはいろいろある。人に聞く、エゴサーチ、エラーログ(どこでエラー出てるか) アクセス数に応じて音を出す(!?) JSのエラーログをcatchしてあつめる、クリック動作をサーバに送信(ボタン太字と車体のどっちが押されてるかのAB実験とか) ユーザにフィードバッグ(要望、新機能など)とか。

GIF UIの動きを伝えるときに便利。Gyazo GIFなど。自分のエモーショナルをGIF画像にすることでより直感的に気持ちを伝えられる。



このプレゼンもすごい面白かった。Webサービスを自分でやる利点は、使ってるものと使ってるものが一致することにあるんだなぁ、と。もちろん、食い違ってきたときの闇も深いんだろうけど、それはまぁそれとして。、

パネルディスカッション

ここのまとめは無いです。

とはいうものの、ここのセッションも物凄く面白かった。書き手に対するアレコレ質問という形で進んでいくんだけど、非常に身に沁みる話が多かった。俺もソレナリの期間書いているので、悩みとか葛藤とか闇とか、まぁやっぱりソレナリにあるんだけど、ああみんな意外と変わらないんだな、というのがすごく印象的だった。

テンション上がるとブログ書き続けて日付変わっちゃうとか、
書きまくっていつかドヤ顔してやるとか、
孤独を埋めるために已む無くとか、
いつか書こうとして名称未設定のテキストファイルがたまり続ける話とか、
はてなに対する忠誠心とか、

とか、なんか他にも色々たくさんあった気がするけど。なんかある意味安心したんですよね。ブログの書き方というか、付き合い方みたいなので発生する悩みどころは割りと似てるんだなってところに。

最後のLTもどれもすごい面白かった。

というわけで、はてなブログへの移行は近いうちにやってみたいと思いました。