Oracleというかミドルウェアというのは適当に使ってもそれなりの性能を発揮してくれるというのが強み。一般的には。Oracleはバージョン重ねるごとに適当に使っても良いレベルが上がってきており、内部構造を知らないとにっちもさっちもいかない、みたいな事態は減ってきた。昔はインストールするだけでも大事業だったりでしたが。それに加えて、アプリケーションの開発者として接しているとOracleはSQLを発行するだけの機械となりがちであり、Oracleのことを深く知ろうという切欠が薄くなりがちである。しかしこれが厄介なのは、適当にOracleを使ってるレベルでは対処できない問題がひとたび発生すると、突然に立ち往生となる。というわけで、その危機的状況下をこれから少しでも回避すべく本書を手に取ってみた。
Oracleよくしらないと、Oracleが謎の動きをしたときにマジ意味不明だわぁーと困惑することがよくある。この本読んでると、あーそれってそーゆーことか、と納得できる箇所が幾つかあった。内部構造の解説を知ることで理解が深まる。ぐぐれば出てくるレベルのことも多いんだけど、ある機能の役割がOracleアーキテクチャ全体においてどういう位置づけなのか、という方向性の解説になっている。ネットだと知識がバラバラで得やすいんだけど、Oracleアーキテクチャ入門という体系立てで学べるのがこの本の強みかと。また、比較的図が豊富でわかりやすい。
プロとしてのOracleアーキテクチャ入門 Oracle現場主義
- 作者: 渡部亮太,森坂康人
- 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
- 発売日: 2008/08/22
- メディア: 単行本
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あと、上の本読めるかちょっと不安だったんで、Oracleの知識整理をはじめからしたいわー、てことで下の本も買った。が、コチラは本当にガチ初心者のOracleってナニ?レベルな人向けであった。とはいえ、基本的な用語の整理にはなったけれども。
- 作者: 松下雅,舛井智行,古賀加奈
- 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
- 発売日: 2008/10/29
- メディア: 単行本
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