アメリカの高校生が読んでいる資産運用の教科書

金融不安だサブプライムローンがどうとか、最近経済関係のニュースを良く目にするようになったと思うのだが、俺はその辺に関する基本的な知識が無いせいか今ひとつ何が起こってるか良くわからない。しかし逆に、経済とか資産運用とかそういうのを学ぶ良い機会だと感じたわけだが、じゃあどんな本から読み始めたらいいものか、と文教堂書店溝ノ口本店をブラブラしていたらよさげな本を発見したので買ってみた。

それで中身のほうだが、「金」に関しての良い入門書になってる……と思う。触れてる内容は、そもそも金って何なの？　どこから来るの？　的なところから始まり、インフレ・デフレ・スタグフレーションの仕組みや金融機関・日銀の立場など大きい視点の話、家計という狭く身近な単位においての損益計算書の意味合い、預金・株式・投資信託などとどう付き合っていけばいいのかの基本的な指針、などなど……と、中々に幅広い。高校の頃に公民教科で習った部分もたくさんあって、あーそういえばそんなことも習ったなぁ、と思い出したけど、この本読むまでサッパリ忘れちゃっていたわけで。

複利のマジックや、リスクとリターンについてもわかりやすく解説されていて、なるほどなぁ、と。2008/10/8 に出たばっかの本なので、サブプライムローンなんかの最近の話題についても触れている点はポイントじゃなかろうか。