受託開発におおよそ必要だと思われる技術について満遍なく触れた良書。本書で触れている個別の技術についてはまた別途文献などをあたる必要があるが、この薄さでこれだけの内容をまとめきっているのは純粋にスゴいと思う。受託開発に携わっている人はざっと目を通すだけでもタメになるんじゃなかろうか。
でも、たぶん「この本すげぇ」と思えるのは受託開発に携わったことがないとムリだよね。受託開発は受託開発なりの魅力があって、この本からはソレに対する愛が滲み出してきてる。そもそもの対象読者として受託開発でない人間を除外してるんだろうけど、受託開発やったこと無い人にはこの本の魅力は伝わらないだろうなぁ。
で、そんなことを思っていたらいっこ前のエントリに書いたような企画が持ち上がってきたわけです。これは受託開発のミリキを伝えるには良い風向きになってきたかもわからんね(あれの主旨は受託開発の中の人がメインというわけでもないんだけどw)。でも、今まで出来ていなかったことが、そう簡単には上手くいくとは思えない。なので、地道に「どうやったら上手く伝えられるか?」は考えていきたいなぁ、と思いました。
受託開発の極意―変化はあなたから始まる。現場から学ぶ実践手法 (WEB+DB PRESS plusシリーズ)
- 作者: 岡島幸男,四六
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2008/04/08
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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