kagamihogeの日記

kagamihogeの日記です。

3年で辞めた若者はどこへ行ったのか―アウトサイダーの時代

本書の感想というより、本書を読んで思い出したり感じたことを色々書いてみる。

もっと会社に貢献する活動をしろ

普段しょっちゅう反体制的な言動してるせいか↑のように「注意」されたことがあります。対して俺は「その活動によって、会社と自分の利益が一致するならいくらでも残業しますよ」と答えてしまった。なんとも傲慢なセリフだ……w 時々考えるより先に本音が出てしまうのは俺の悪い癖だが……しれっと言ってしまったということは本音なんだろう。

上の人たちが忠誠心とか帰属意識とか説いてもフーン、って感じなんですよね。別にそういう感覚が無いわけじゃない。ただ、敬意を向ける対象は、信頼していいと感じた上司・先輩・同僚・後輩という「人」または「チーム」が単位であって、会社という「組織」に対してではない。なぜなら、会社に滅私奉公することで人生を保障してくれる、なんてのがもうタダの幻想に過ぎないことは、ここ数十年の歴史が証明しているから。

こういうと「君はドライで水臭いなぁ」とか 40 ぐらいのおじさま方にたしなめられるんだけど、会社は家族じゃないだろ常考……とか思うんだよなぁ……

あの年齢であのスキルはないよな

30 過ぎて Java で文字列比較を == だけで書いたソースをコミットしてきたっての聞いたときはさすがにブン殴ってやろうかと思ったけど、最近、コレはちょっと違うかなぁと思う。

もし、年齢に関係なく本人の能力に見合った給料が支払われているなら……と仮定したら意外と腹立たないことに気付いた。後は害の無い仕事をどれだけ上手く割り振るか、というフェーズになる。

その人が会社にしがみついてでも給料貰わなければいけないのなら、不満はあっても仕事はせざるを得ないし、こうすることで仕事できる人に原資を回せる。

毎年必ず昇給する必要なんてどこにもないんだから、給与の割り振り方はいじくれる余地いくらでもあるよなぁ。

団塊世代はもっと早く去るべきだった

コレ、誰のセリフかっていうと俺の父親のもの。そして俺の父親は警察官という既得権のカタマリの公務員最右翼、そして今年定年の団塊世代。その団塊オヤジが自分からこのような発言をしたことに俺は内心かなり驚いた。まぁ逃げ切れた安堵感から出てるところもあるんだろうけね。

俺の父親は、自分たちの世代が何を成し遂げて、どんな負債を残して、今社会に悪影響を与え続けているかを自分なりに分析しているのだろう、と感じている。一生ヒラで国民に接し続け、日本の移り変わりをじっと見続けてきたからなのかな、と思う。

予測と願望が入り混じるが、クソミソに言われる団塊世代の中にも俺の親父と同じような考えを持つ人間が少なからずいるのでは、と。権力階層の上位にいるそうした人たちを上手く見つけて、上手く取り込んでいくことは出来ないのだろうか……と、父親の発言を思い出しながらそんなことを思った。

3年で辞めた若者はどこへ行ったのか―アウトサイダーの時代 (ちくま新書)

3年で辞めた若者はどこへ行ったのか―アウトサイダーの時代 (ちくま新書)