金融知識にぱーぷーな身である俺にとって、とっかかりの本としては悪くなかったように思う。給料をぜんぶ銀行口座に預けっぱなし、ってのは家計の構成として健全じゃないのは確かだろうなぁとは常々思っていたものの、何をどうすればいいのかわからなかったし。
ステップアップで投資を始めよう、という考え方が良いと思う。別にこの手順どおりにする必要はないんだろうけど、新しい世界に触れるときにガイドライン的なものがあるとないとでは参加するためのハードルの高さが違ってくる。実際、それなりに金貯めてからじゃないと怖くて投資に金回すなんてできんだろうからなぁ。
俺は今、筆者が言うところの 2 年は無職でいられるだけの貯蓄(独身前提だが)があり、月数万を投資と貯蓄に回せるだけの収入があるからこそ、やってみようか、って気になるけどね。最低限の収入があって、老後まで考えたら金ホントに持つのか? って思わない人、考えなくてもすむ貯蓄がある世代の人にはあまり意味のない本かな、と思った。
あと、お金と金融知識を得ようと思ったらやはりある程度金融に金使って勉強するしかないんだろうなぁ。本書のステップアップガイドどおりに、目論見書とやらを読んで、実際に投資信託に金回してみて、半年とか一年でどんくらい利益 or 損失が出たかを見る、っていうやり方で。でもまぁ、これはどんな勉強でもおんなじだよね。
お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践 (光文社新書)
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