この時期、この卒業論文にどれほどの意味があるんだ? と呟くクワント 6 の血族が多いと思うので一言。特に学部生で論文書かなきゃならん人向け。そゆ人は、書く前でも書いた後でもいいから、是非 大学生のためのレポート・論文術 (講談社現代新書) を読んでみてほしい。
論文を書いていると、自分の頭の悪さや不勉強に涙が出てくることがある。泣きたくなるのでなく、本当に涙が出る。どんなにあがいても、今の自分の中にあることしか書けない。そう観念したとき、ようやく前に進むことができる。
大学生のためのレポート・論文術 (講談社現代新書) 【論文は見切り発車と観念せよ】 より
これ読んだときホント泣きそうになりましたよわたしゃ。俺が書いた論文も、思い出すだけで穴があったら入りたいぐらいホントーにヒドイ代物だった。卒業がかかってるからなんとか必死になって形にしました、って感じ。ああすればよかった、こうすればよかった……って卒論出し終えた後にどんだけ後悔したことか。
なので「卒論はそういうものさ」って言ってくれたのは本当にうれしかった。あんな駄文でも、書いたことに意味はあったのだと。
コンプレックスは向上心の裏返し、とは誰の言葉だったか。卒論を書くことは、この言葉の意味を知るためにあるのかもしれない。
- 作者: 小笠原喜康
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2002/04/18
- メディア: 新書
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