大人が知らない携帯サイトの世界 ?PCとは全く違うもう1つのネット文化? (マイコミ新書) とあわせて モバゲータウンがすごい理由 ~オジサンにはわからない、ケータイ・コンテンツ成功の秘けつ~ (マイコミ新書) も一緒に読み終えた。
俺の携帯には未だに「vodafone」の刻印がある。そのぐらい携帯はほとんど活用していないこともあってか、中々興味深く読めた。
ケータイ小説やプロフ、という割と独特の世界観を持つケータイの世界は知ってはいたが、それらの印象はやはりネガティブなものだった。ただ、本書を読むことでだいぶ偏見？は薄れたと思う。PC を主体としたインターネット文化圏にずっといるので、ケータイ文化圏は中々受容することは出来そうにないけど、そこがどんなもんなのかは把握できたと思う。
なんというか、今、ケータイを主体にインターネットに接続している人たちは随分と「ネット」に対する認識が軽いんだなと。
一番面白かったのは「ヒマ」に対する概念の違いだろうか。「風呂に入ってるヒマな時間にケータイでネットにアクセス」といったように、随分と細切れの時間にすら「ヒマ」を感じる人が結構な割合でいるらしい。
随分と時間に対する考え方が違うのだなぁ、と思ったし、ホント気楽に「ネット」というものを使うんだなぁ、と妙な感心をしてしまった。本書でも触れられているけど、PC でインターネットにアクセスする人は、それなりにスイッチを入れてから PC に向かうと思うんだけど、そういう意識を堅苦しいと感じるものらしい。
そういえば、先日通勤中にケータイで日記を書いている人を肩越しに（マナー悪いね）覗き見していたのだが「焼肉食いすぎた。ちょっと財布ピンチ」「久々にバスケした。一日立って筋肉痛。俺まだ若い」とか、そんな感じだった。
これをもって日本語能力が〜と言うこともできるのだろうけど、この本読んだ後だったこともあってか、今の若者ってホント御気楽にネットに触れてるんだなぁ、と純粋に驚いたのでした。
