kagamihogeの日記

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ドロップアウト組の受け皿があればなぁ

なんかこー書くと「コンピュータサイエンス学科卒業者ってしょっぱいなぁ」と思えるかもしれないが、そんなことはない。むしろ逆に、

キーボードさえまともに打てない子供でさえ、4 年通い続ければ 100 人中 30 人も温室育ちの純粋培養コンピュータサイエンティストが箱入りで出荷される、という仕組みが未だ残っている貴重な場所である。

と、考えるべきだと。

つーか A 〜 E を十把一絡げにコンピュータサイエンス学科卒業生として扱うことにムリがあるわけで。Joel Spolsky がJavaスクールの危険で言うように、ムリっぽかったらとっととドロップさせたほうが本人にも周囲にも幸せだと思う。

大学はこれを損失だと考えているようだが、私はこのふるい分けを不可欠なものだと思っている。彼らがプログラミングのキャリアで成功したり幸福になることはないだろうからだ。

100 人を 100 人ふつうのプログラマーに育てるのは不可能だ、と言うのが俺の意見。むしろ、100 人中 30 人生き残ればいい教育カリキュラムにして、残り 70 人は簡単に転部・転科出来る仕組みがあればいいと思う。せっかく総合大学ってものがあるんだし。

思いつきで書いてしまえばコンピュータサイエンス学科をドロップアウトしたら教養学部に放り込んで色々な学問に触れさせてしまえばいいのではないかと。気に入った専門課程があればそっちの学部に改めて進みなおせばよい。

コンピュータサイエンスなんて星の数ほどある学問のうち一つでしかないんだし、ソレに向いてなさそうだったら、とっとと方針転換するのは理に敵ってると思う。

ある意味で逃げるように転部・転科することに見えるから、嫌悪感はあると思うけど、もっと失敗に寛容になってもいいんじゃないかなぁと思うワケですよ。