amazon:オブジェクト指向入門 第2版 原則・コンセプト
amazon:オブジェクト指向入門 Bertrand Meyerの第 2 版。どういう本かは、商品の説明およびカスタマーレビューが参考になるかと。
レビューでも触れられているけど、オブジェクト指向入門という名前から受けるヤワな印象とは裏腹にかなり濃い本。オブジェクト指向にそれなりの知識があることと、それなりの時間をかけられることと(初版 699 ページ、2 版 960 ページ)、すごい値段(1 版 5,077円、2 版 7,560 円)に価値が見出せそうなこと、の条件が満たせると感じたなら、買いだと思います。
俺は昔に 1 版をなんとか最後まで読んだけど、半分・・・いや、1/3 も理解できなかった思い出があります。それでもまぁ色々得るところはあったけど。Pascal やってたので function と procedure の議論はすごい面白かったし、Eiffel 使った DbC や制約の話も面白かったし。それなりに経験積んだ今ならちゃんと理解できる・・・ハズ。
「動物クラスに鳴けというメッセージ送ると実体が継承された犬クラスならワンで猫ならニャーとなる」とかのわかったよーなわからんよーな説明に飽き飽きな人には良き 1 冊となるんではないでしょうか。
先のエントリで「本代ケチんな」と書いたけど、こいつは 7,560 円。しかも分冊なのでそのうち下巻相当のものが出てそっちも同じぐらいの値段になるかと思うと・・・さすがに腰が引けるなぁ・・・。まぁ独身のウチは融通利くんでどうとでもなるだろうけど。
例のエントリでは触れなかったけど、例えば家族持ちの人には「本代ケチんな」と言われても厳しそう。奥さんが財布握ってる家庭で「8,000 円の本買うから金くれ」とは・・・言えないよなぁw。