大きく取り上げられてはいなようだが（岩手日報ニュース）首相の靖国参拝に反対 台湾先住民という記事がある。記事をそのまま見れば「台湾で戦争被害にあった遺族が日本に対して訴訟起こしてる」な感じだが、果たしてそうだろうか。
結論から言えば、靖国問題を外交カード化にムリヤリさせてる連中のやり口の一つ。この記事が何故そうなるかの説明には、台湾先住民の高砂族と高金素梅なる人物の知識が必要になる。
googleで検索される情報という限定条件下だが、そこから読み取れるのは高砂族は親日派。なので靖国についてアレコレ言うことはほとんど考えられない。
アジアの真実:・高砂族の靖国抗議運動の真実〜高潔な高砂族を冒涜する反日活動家〜
高砂義勇隊 - Wikipedia
次に高金素梅。wikipediaにも書いてあるが、経歴が非常にうさんくさいものがあり、台湾先住民を代表する立場にふさわしいのかどうか疑わしい。そして重要なのは親中反日の左翼であること。
少々古い記事だが高金素梅は以前にも似たようなことをしている様子
靖国特集 靖国を訴えた台湾の女性国会議員の背後関係（1）
これらを踏まえると「首相の靖国参拝に反対 台湾先住民」の実体は「高金素梅による反靖国工作活動」となる･･･のだが、この記事はどうみても「台湾先住民が先の戦争に対して謝罪と賠償を申し出ている」また「すべての台湾先住民は日本に対して良い印象をもってない」ようにしか見えない。
このように、記事から受ける印象と、色々と調べた情報とを比べるとまるで正反対の印象になる。このテの記事は中国・韓国・北朝鮮関連でたくさんあるけど、別にその辺にだけあることじゃない*1。報道っていうものはそういうものだ、と言われてしまえばそれまでなのだが、ニュースを読むというのは本当に難しい･･･。
報道が公明正大を謳う背後に、思想というものは必ず存在している。それ自体はかまわないと思うが、印象操作としか思えない記事を出すのはやっぱりおかしいと思う。
