書籍感想
昔、自分がどのようにプログラミングをしているか、を文章に書き起こせるか、という話を同僚としたことがある。それで書いてみようとしたのだが、すぐに行き詰った。最大の壁は自分の思考を文章にすることで、文章は基本的に上から順に読む線形の構造になる…
俺は実務経験をある程度こなしたあと、RDBの知識不足を認識したクチである。改めてRDBを勉強し始めて困ったことの一つは、実行計画の読み方がよくわからないことだった。もちろん、ぐぐればNESTED LOOP JOINが何かとかは出てくるし、公式のマニュアルも参考…
本書を読んだからといって何か具体的な技術が身につく訳ではないが、自分自身がどのような言語をどういう風に身につけているか、を抽象的に振り返るのに適している。例えば、この本を起点にして学びたいことができたらそれを掘り下げていく、など。色々な言…
ここんとこJBoss使ってるんだけどJava EEのこと良く知らんのよね、ということで本書を買ってきた。読み進め方としては、気になるトピックに関しては実際に環境作ってHello Worldレベルのこと試す、それ以外は読むだけに留める、というやり方にした。あと、使…
俺が最近RDBMS関連の勉強をしているのは、Oracleの運用で痛い目にあったからである。危機感というか、いくらなんでもDB知らなさすぎやばい、という感情に背中を押されてのことである。ところで、本書の対象読者として、既に現場で技術者として働いておりデー…
イマサラJUit 4よく知らないんですよね、とは言い出しにくい情勢なので本書を手に取った。さすがに実践入門と銘打たれてるだけあり、明日すぐ使えるような構成になっている。実践的だと感じたのは大きく二つの理由からなる。一つは、JUnit 4の各機能をサンプ…
RDBMSの知識不足を感じて以来、ここのところその勉強に力を入れている。学習方針は、 達人に学ぶDB設計 徹底指南書 初級者で終わりたくないあなたへ - kagamihogeのblog等の著書のミック氏が推奨している方法で、理論と実装の両面から進めている。俺の場合、…
読みやすいコードとはどういうものか、について書かれた薄めの本。非常に興味深い事に、コードの読みやすさについてに書かれていてなおかつ、日本語で読みやすい本となっている。類書で俺個人の好みで言えばClean Code アジャイルソフトウェア達人の技 - kag…
歴史を専門に扱っている学者なり研究者なりが、成人向けに新書サイズでお手軽に歴史をたのしめるための本を出していることは良くある。ただ、事実に忠実になろうとする余りか堅っ苦しい文体に終始して息が詰まりそうなのとか、無知蒙昧な貴様らに歴史の重み…
2002年発行と今となって古い本であり、9iが一番新しいバージョンという想定で書かれているのでさすがに古さが否めない。RBOへの言及が多かったり、FREELISTSとか、hash_area_sizeとか、11gではメモリ管理なり記憶域管理なりだいぶ変わっているのでその辺は適…
最初はOracle Databaseの実行計画の見方良くわからなんな、というのが出発点だった。ぐぐってると@IT:Databaseフォーラム全記事インデックス - Oracle SQLチューニング講座をオススメしてる人がいて、まずこれを読んだ。読んだが、もうちょっと根本的なと…
読みやすく、バグのないコードとはどう書けばいいのか。この分野の名著としてはCODE COMPLETE 第2版 上が上げられるが、本書はより現代の事情に即した形で書かれている点が優れている。サンプルとして取り上げる言語はJava、対象となるシステムの分野はソー…
Mavenの入門書。Mavenのコマンドやpom.xmlのサンプル中心の構成で、こういう操作の手順をすると開発においてこういう恩恵が受けられますよ、というスタイルで書かれている。よって、Mavenとはこういうものだ的な理屈的な解説はあんまり無い。まずは使ってみ…
だいぶ前のことだが仕事で在庫管理系システムのプロジェクトに関わることがあった。倉庫で行われている実作業をある程度知らないとね、ということで一通りの業務をその倉庫の管理者の方に解説して頂いた機会に恵まれたことがある。まず、メーカーやサプライ…
本書を読み終えての最初の感想は、これはひどい、または、詰んでる、というものだった。当事者の方々には申し訳ない表現ではあるんだが、絶望的とも呼べる描写がごく一部を除いて延々と綴られている。俺はアフリカに関する知識はこの本で学ぶのが初めてなの…
ここ半年ほどの個人テーマはSQL再入門である。元々勉強しなおそうと決めた理由は、Oracleまわりでトラブルやっちゃったり、イマイチSQLのパフォーマンスが出ないのに悩んだりと、DBまわりで苦しむことが多い時期があった背景がある。それと同時に、RDBMSの能…
少し前に仕事で突然にjQueryを要求される場面があった。納期的に習熟している時間がナッシングでまさしく作りながら覚えるという状態だったが、結果としてはなんとかなった。というのも、jQueryの作りが実に良く出来ていて、とりあえずなんとか使えるように…
タイトル通り、サブプライム問題について解説した一冊。複雑で必ずしも目に見えた動きがあるわけではないマネーの流れは理解のしにくい分野である。しかしながらサブプライム問題が代表的であるが、そうした不可視の金の動きが現実世界に住む我々の暮らしに…
OracleのSQLのパフォーマンスチューニングと聞いてどのような印象を受けるだろうか。割とDBにチャランポランな俺のイメージでは、Oracleを知り尽くした玄人が固有の黒魔術的なパラメータをあれこれいじると不思議と性能が改善するという、中々に脳内お花畑な…
達人に学ぶ SQL徹底指南書 - kagamihogeのblog(以下、ミック氏の本)の参考文献で、多少経験のあるエンジニア向けのSQLの教科書としてはまずこの一冊とオススメされていたので買ってきた。さすが太鼓判をおされるだけのことはあり、SQLとはどういうものでど…
達人に学ぶ SQL徹底指南書 - kagamihogeのblog と同じ著者の一冊。前の本がSQLに焦点を深く絞っていたのに対し、今回はDB全般にまたがって概念や技術を広く解説している。本書の結構な部分は、それなりの経験年数があればどこかで読んだことが書いてあること…
Oracleというかミドルウェアというのは適当に使ってもそれなりの性能を発揮してくれるというのが強み。一般的には。Oracleはバージョン重ねるごとに適当に使っても良いレベルが上がってきており、内部構造を知らないとにっちもさっちもいかない、みたいな事…
少し前に仕事で書いたSQLが爆発したこともあり、そろそろSQLをまともに勉強しなおす良い機会かと思いこの本を買ってきた。書評とかを見ると、今風にSQLを学びなおすには丁度よさそうだったので本書をチョイスしたのだが、丁度良い塩梅の難易度だった。SQLの…
人が老いた時に何が起きるのか、というのはソレナリの年齢になれば自然と気になるというものです。本書は特別養護老人ホームの医師による「老いと死」に関することを記述された本である。当たり前だが内容的に結構重い本で、まず実体験を基にしたエピソード…
よくわかる流通業界 (最新 業界の常識)と最新〈業界の常識〉よくわかる物流業界 (最新 業界の常識)って別の業界なのかーとかそんくらい残念な理解のもとに買ってきた本。まず、これら二つの業界を分けるのは扱うモノの種類に拠る。モノというか、その業界の…
書名からしてかなり悲壮感あふれまくりなので内容もおおよそ予想がいくわけですが、実際に筆者の官僚に対する嘆き節というか愚痴というかボヤキがそれなりに含まれており、正直言うと読んでて気持ちのよい本ではないです。この本は中古で手に入れたんですが…
本来的には就職活動する学生とか向けの本なんだろうけど、なんか面白そうだったので買ってきた。この本は、まず商社が現在おかれている状況および近年の動きに始まり、次に各商社におおよそ共通な全般的な知識の解説に続いて、商社の組織構造・機能と役割、…
ソフトバンクの孫さんと医療関係者の対談形式で進んでいく本。医療現場におけるiPhone,iPadの活用事例を示しつつ、日本の医療の問題点と改善案を出していく、という流れなんだけど、ソフトバンクさんはiPhone,iPadを医療分野に売り込んでいきたいんだなーと…
タイトル名からヘンテコな匂いがプンプンしますが、割と真っ当な健康的な生活を送るにはどうすればいいか? を、医者が主に腸の視点から解説した一冊。腸を主軸に据えているのは、一般的に知られるように腸が栄養吸収の主役だからである。ただし、単純に黙々…
書名からしてかなり釣りっぽい感がビンビンであり、実際読んでみると著者の煽りくさい文体からしてうさんくささ炸裂ではあるのだが、そのぶっちゃけトークが意外にも面白い。世に数多とある投資関連本と同じく、この本読んだからといって金持ちにはなれねー…